冬の野菜・クレソンの育て方
クレソンは、ヨーロッパ原産の野菜で、辛味が特徴の野菜です。
繁殖力が旺盛で栽培を行う際も、あまり手間を必要としないため、気軽に栽培を始める人も多いです。
そんな冬の野菜の一つであるクレソンの育て方・植え方を紹介します!
クレソンとは?
クレソンは、特有の風味と辛味を持つ野菜で、さわやかなほろ苦さが特徴です。
生で食べるだけでなく、加熱しても美味しく楽しめます。
ハンバーグやステーキなど、肉料理の添え物としてよく使われます。
クレソンの種類は?
以下、クレソンの主な種類です。
・クレソン
ほぼ通年入手できるようになり、家庭の食卓でもお馴染みになりました。
西洋ゼリとも言われる。
肉料理の付け合わせだけでなく、サラダやお浸し、天麩羅などにも利用されます。
・サラダクレソン
水耕栽培されたサラダ用クレソンです。
茎まで柔らかく生食に最適です。
育て方.時期
クレソンは、ヨーロッパからアジアの比較的気温の高い温帯地域に自生しているため、気温が5℃を下回らない地域であれば一年中収穫可能な植物です。
国内の栽培時期は一般的に3月から12月までとされていますが、クレソンは比較的冷涼な環境を好むため、夏季の酷暑には生育が鈍る特徴もあります。
土作り
土の作り方は基本の土耕栽培と同じ要領で行います。
まずは一番底に鉢底石を敷いて、培養土を入れます。
次に、クレソンの種をまいて、上から更に土をかぶせます。最後に、鉢底にあたるくらい水を受け皿に入れてセットします。
あとは土が湿るくらいの水やりをして完成です。
クレソンは、ph6.5~7.5の土壌が最適とされています。
植え付け(種まき)
種まきは、4月から5月が最適です。
畑や用土を入れたプランターに5cm~10cm程度の株間をあけて条まきにします。
種は発芽率が90%と非常に高いので、種まき後は種が隠れる程度に薄く土を被せると共に、被せた土が流れないように優しく水をやります。
土がある程度の湿っているように、こまめに水を与えるのが栽培のポイントです。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
発芽したら、間引きします。
5㎝間隔程度の隙間を作ります。
大きく育てたい方は、10~15㎝でも大丈夫です。
追肥
クレソンは日本各地で野生化しているほど生命力あふれるハーブなので、基本的に肥料は必要ありません。
少々弱りがちな真夏や真冬には10〜15日に1度程度、液体肥料を施すのがおすすめです。
収穫時期
クレソンの収穫時期は気温が15℃~18℃になる5月から、気温が5℃を下回る11月頃までです。
クレソンを種から育てた場合は約2ヶ月で収穫をはじめることができます。