夏の野菜・スイカの育て方
夏に縁側で食べたくなるのが、スイカです!
自分のところの農園で採れたものが食べれたら、いいですよね!?
そんな夏の野菜の一つであるスイカの育て方・植え方を紹介します!
スイカとは?
まず、スイカは果物ではなく野菜に分類されます。
スイカには大玉タイプや小玉タイプ、また、外見や果肉の色が通常と違うものなど、様々な種類があります。
スイカの種類は?
以下、スイカの主な種類です。
・大玉スイカ
緑と黒のストライプ柄の皮に、赤い果肉が特徴の大玉スイカは、日本国内でもお馴染みの種類です。
程よい甘さと、シャリシャリっとした食感が楽しめます。
代表的な物に「富士光」や「紅大」などがあります。
・小玉スイカ
重さ3kg未満の小型のスイカで、赤い果肉はジューシーで糖度が高いです。
大玉スイカと同じ見た目をしていますが、サイズがやや小さめな種類のスイカを小玉スイカと言います。
味や食感もほぼ大玉スイカと変わりませんが、皮が薄く、可食部が多いのが特徴です。
有名な小玉スイカに、「ひとりじめ」や「姫甘泉」などが挙げられます。
育て方.時期
スイカの種まきは3月下旬~4月中旬頃で、苗の植え付け時期は4月中旬~5月中旬です。
スイカの収穫時期は地域によって異なりますが、7月中旬から始まります。
植え付け時期の目安は、晩霜の心配が無く最低気温10℃、最低地温15℃以上になった頃です。
土作り
苗を植え付ける2週間前から土作りスタートします。
スイカは同じ土壌で連作をすると土壌障害から病気にかかりやすくなります。
同じウリ科の植物を植え付ける時は、4~5年の期間をあけてください。
植え付け2週間前に、100~120g/㎥の苦土石灰をまいてよく耕します。
アルカリ性の苦土石灰をまくことで、スイカの好きな中性の土壌に近づけてくれます。
スイカの適正の酸性度、pHは6.0~6.5です。
植え付け(種まき)
スイカは春に植える野菜です。
スイカの種まきは3月下旬~4月中旬頃で、苗の植え付け時期は4月中旬~5月中旬です。
スイカの収穫時期は地域にもよりますが、7月中旬から始まります。
種をまいてから収穫までは約4か月ほどです。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
スイカは、発芽後は本葉が1~2枚の頃に元気な苗を1本残して間引きます。
追肥
スイカの肥料の与え方のポイントは、元肥は控えめに追肥はしっかり行います。
スイカはキュウリなどと比べると肥料はそれほど多く必要はありません。
スイカは、つる性のため生育初期に肥料が効きすぎるとツルや葉がのびすぎて花や実がつきにくくなる「つるボケ」がおきるため、植え付けから雄花や雌花が咲くまでは肥料はあまり必要ありません。
着果してからは肥料を多く必要とするため追肥を行います。
収穫時期
スイカ収穫時期は、積算温度や雌花の開花日数などで判断することができます。
一般的には、大玉スイカは開花後45~50日、小玉スイカは35~40日が収穫目安である。
収穫時期の見極め方としては、巻きヒゲの枯れ具合、果実の音やへこみ、弾力などをチェックするといいです。
プランター栽培の場合は、支柱が折れたりスイカが落下したりしないように注意する必要があります。