春の野菜・マクワウリの育て方・植え方

メロンの仲間でもあるマクワウリ。

マクワウリは果皮が黄色く、俵のような形をしています。

果皮は黄色いですが、果肉は白色です。

そんな春の野菜の一つであるマクワウリの育て方・植え方を紹介します!

マクワウリとは?

マクワウリはウリ科キュウリ属の植物で、メロンの仲間でもあります。

形は丸形、円筒形、俵形、楕円形で、重さは300g~1kgほどです。

果皮の色は白・黄・緑をしており、斑紋や溝がある品種などさまざまです。

メロンのような香りとさっぱりとした甘さが楽しめるマクワウリは、日本で昔から食べられてきた馴染みのある食べ物です。

マクワウリの種類は?

主なマクワウリの種類は以下の通りです。

タイガーメロン

タイガーメロンは、マクワウリの一種と西洋メロンを交配して育成された品種です。

株式会社タカヤマシードによって開発されましたこのメロンは、固定種であり、短楕円形から円錐形に下方が膨らんだ形をしており、果重は約350gです。

果実の表面は黄色の地に濃緑色の縦縞が特徴的で、中の果肉は淡い黄緑から乳白色をしています。


マクワウリ

マクワウリは、ウリ科キュウリ属のつる性一年草、雌雄同株の植物です。

メロンの一変種で果実は食用になります。

マクワウリの糖度は平均13度程度と、一般的なメロンの糖度16度に比べるとやや低めです。

育て方.時期

マクワウリは、7~8月に収穫時期を迎えます。

マクワウリの収穫タイミングは、時期や葉、果実の色から判断できます。

マクワウリの収穫適期は、交配してから大体40日前後です。

果実が黄色などに色づき、ほんのりとした甘い香りが出始め、果実の直径が8~10cmほどになったら収穫タイミングです。

土作り

土作りは、マクワウリに適した栽培環境を選び、土中のゴミを処理し、好適土壌pH調整を行い、苗を植え付ける2週間以上前に行います。

土作りの下準備はマクワウリに適した場所で土づくりをします。

土中のゴミを取り除き、酸性土壌に弱いので、苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

苦土石灰・堆肥・化成肥料を撒いて耕します。

苦土石灰100~150g/㎡を全面に撒き、深さ20~30cmを目安に十分に耕します。

次に、完熟堆肥2~3kg/㎡、化成肥料100g/㎡をまいて、再度深く耕します。

畝を作ります。

畝幅は80~100cm、高さ10cmほどにし、水はけをよくします。

マクワウリ栽培の適正土壌pHは6.0〜6.5と言われています。

植え付け(種まき)

マクワウリは4月から5月が植え付け適期です。

日当たりと水はけの良い土壌に1か所に3~4粒深さ1cmで種をまきます。

防虫対策

 1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。

間引き

マクワウリは春が植え付け適期です。

日当たりと水はけの良い土壌に1か所に3~4粒深さ1cmで種をまいて、本葉が1枚出たら形の良い苗を1本残して間引きます。

追肥

追肥の時期は、果実が卵くらいの大きさになったら行い、畑栽培では化成肥料30g/㎡を畝の肩に施し、中耕して土寄せします。

プランター栽培では、果実がついた頃と肥大した頃の2回に分けて追肥します。

追肥の方法としては、化成肥料を使用し、容器の縁に10gをまいて土に軽く混ぜるのが一般的です。

追肥の際には肥料の与えすぎに注意し、定期的に除草することも大切です。

また、マクワウリは連作障害を避けるために同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけることが推奨されています。

収穫時期

マクワウリの収穫時期は、開花から約40日後で、果梗の毛がなくなり、果実に香りが出る頃です。

収穫は晴れた日の午前中に行うと良いです。

交配日を記録しておくと、収穫タイミングを見逃さないで済みます。

前の記事

Q&A