夏の野菜・ラッキョウの育て方・植え方
ラッキョウは独特の風味が人気で、ラッキョウの塩漬け、甘酢漬けなどの保存食にもなります。
ラッキョウは非常に丈夫で土壌の適用範囲も広く、やせ地でも十分育つため、栽培は簡単です。
夏の野菜の一つであるラッキョウの育て方・植え方を紹介します!
ラッキョウとは?
らっきょうは、ねぎやにんにくと同じユリ科ネギ属に位置する野菜です。
普段私たちが食べている部分は根元で、シャキシャキとした歯ごたえが特徴でもあります。
らっきょうの旬は主に5~6月頃で、ツヤとハリがあるもの・ふっくらとした丸みがあるもの・中心から芽が伸びていないものが美味しいとされています
ラッキョウの種類は?
主なラッキョウの種類は以下の通りです。
・ラッキョウ
らっきょうはネギ科の多年草でオオニラやサトニラの別名もあります。
葉はニラや小ねぎなどに似ていて細長く、葉の基部にある白い鱗茎(りんけい)を食用にします。
独特の香りと辛味を持ち、カリッとした歯ごたえが特徴です。
・エシャレット
エシャレットは、軟白栽培したらっきょうを早採りしたものです。
青ねぎのような細い葉がついていて、下部は白くて根元が少しふっくらとした形をしています。
栽培時に日光が当たらないよう土寄せをすることで、下部がきれいな白色になります。
また、若いうちに収穫するためやわらかく、それでいてシャキッとした食感が特徴です。
普通のらっきょうに比べて香りや辛味が少ないので、そのまま生で食べられます。
育て方.時期
ラッキョウは、中国原産のユリ科の野菜です。
とても丈夫で、砂丘などの痩せた土地でも育ちますが、植え付けが遅れると収穫が期待できないので注意しましょう。
日本では鳥取砂丘が一大産地として有名です。
ラッキョウは植えてから2年ほど植えっぱなしにしておくと、分球して小球がたくさん収穫できます。
地植えはもちろん、プランターでも栽培することができます。
土作り
地植え栽培のラッキョウは、植え付けの2週間前から土壌の準備を始めます。
まず、植え付け2週間前には1㎡に対して苦土石灰を100gまいてよく耕します。
植え付け1週間前に1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gを畑の全面にまいてよく耕します。
そして、植え付け直前に幅70cm〜80cmの畝をつくります。
この時点でマルチを敷いておくと、地温が高くなり育ちやすいです。
ラッキョウ栽培の適正土壌pHは5.5〜6.0と言われています。
植え付け(種まき)
らっきょうの植え付け時期は、8月下旬から9月中旬にかけてです。
らっきょうの種球(球根)を準備します。
らっきょうは種で蒔きません。
種球で増やしていく野菜です。
らっきょうを植え付けます。
株間10-15センチで深さは3cmぐらいが基本です。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
ラッキョウは種球から育てるため、間引きは必要ありません。
追肥
ラッキョウは、植え付けの1か月後から12月までの間は、月に1回の割合で追肥を施し、3月に最後の追肥と土寄せを行います。
収穫時期
ラッキョウの収穫は、植え付けから約10ヵ月~11ヵ月後の6月下旬~7月上旬頃に行います。
収穫は晴れた日の午前中に行うと良いです。