春の野菜・コールラビの育て方・植え方

カブのように丸く膨らんだ茎の部分を食べるコールラビ。

コールラビはリンゴのような甘みが感じられます。

また、種まきからたった2か月で収穫でき、手間も少なめで、家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

そんな春の野菜の一つであるコールラビの育て方・植え方を紹介します!

コールラビとは?

キャベツやブロッコリーの仲間で、かぶの本体から葉っぱが生えたような特有の見た目でインパクトがあります。

コールラビはキャベツの芯のような味わいで、みずみずしく甘味があります。

締まった肉質であることから、シャキシャキとした食感も楽しめる野菜です。

まわりの皮は、薄い緑色をしたもののほかに紫色をしたものがありますが、皮をむいてみると中はどちらも真っ白です。

コールラビの種類は?

主なコールラビの種類は以下の通りです。

コールラビ

キャベツに近縁の野菜で、草丈はキャベツよりもやや低いです。

地際の茎が、カブのように径10センチメートル (cm) 程度の偏球形に肥大します。

これを球茎とよびまして、表面は蝋物質が多く、緑色種と赤色種があえいます。

葉は球茎の上部や側部から直接まばらに生え、葉身は小型の卵形で薄く、葉柄が長いです。

育て方.時期

コールラビの栽培時期 コールラビの栽培時期は春から秋にかけてです。

春まきは2月~5月、苗の植え付けは3月~6月、秋まきは7月~9月、苗の植え付けは8月~10月で、収穫までは種をまいてから約3か月です。

土作り

3週間以上前に1m2あたり堆肥を2kg、有機質肥料を150g、貝殻石灰を100gいれて15~20cmの深さを軽く耕します。
なお、粘土質の畑は肥料の持ちがいいため、元肥は上記の量の2割減とし、逆に肥料の消耗や流失が多い砂質の畑では上記の量の2割増しを目安にします。

畝の高さは、粘土質の畑では生育初期の過湿を防ぐために10~15cm程度のやや高畝にし、砂質の畑では乾燥を防ぐために5〜10cmの低い畝にすると良いです。

畝に黒マルチフィルムを張ると、畝の温度と湿度が安定し、雑草を防止する効果もあるので育ちがよくなります。

コールラビ栽培の適正土壌pHは6.0〜6.5と言われています。

植え付け(種まき)

コールラビの種まきは、3月中旬~4月または7月下旬~9月が適期です。

土の酸性度合を中和するよう、植え付ける2週間前に1㎡あたりコップ1杯(100g)の苦土石灰を加えて混ぜあわせておきます。

そして、1週間後に堆肥や油かす、化成肥料を混ぜあわせ、幅30cm、高さ10~15cmの畝を立てます。

苗は、15~25cm間隔に植え穴を掘って植え付けてください。

防虫対策

 1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。

間引き

コールラビの間引きは合計で2回行います。

1回目の間引きは本葉が1~2枚になった頃で2本立てにします。

2回目の間引きは本葉が3~4枚になった頃が目安の時期で、元気な苗を1本だけ残しましょう。

追肥

コールラビの追肥は収穫までに1~2回施します。

1回目は植え付けから2週間後、それ以降は茎葉の生育が悪いときのみ球の肥大が始まるまでに追肥を施します。

コールラビの追肥は株の成長に合わせて与える肥料の種類と与える量を調整します。

コールラビは根の先端からもっとも吸肥します。

プランターの淵や、畝間や株と株の間に肥料をまいて表面の用土と混ぜ合わせておきます。

収穫時期

コールラビは種まきから収穫までの期間が、約60日から70日程度といわれています。

早ければ種をまいてからたったの約2カ月で収穫して食べることができるようになります。

株元の丸くなった茎の大きさが直径6センチ前後になったら食べごろです。