冬の野菜・ハクサイの育て方
ハクサイは栄養たっぷりで、さまざまな料理に使える美味しい野菜です。
冬になると鍋に組み合わせて特に美味しさが増します。
そんな冬の野菜の一つであるハクサイの育て方・植え方を紹介します!
ハクサイとは?
白菜はアブラナ科の野菜の一種です。
原産地は中国であることから、英語では「チャイニーズ・キャベツ(Chinese cabbage)」と呼ばれています。
白菜のカロリーは100g当たり約13kcalであり、野菜のなかでも比較的低い方であります。
また旬は晩秋から冬にかけてですが、最近では通年栽培・収穫されています。
ハクサイの種類は?
以下、ハクサイの主な種類です。
・オレンジ白菜
オレンジ白菜は名前のとおり内側の葉が「オレンジ色」をしています。
中心付近だけではなく外側の葉に近いところまで「濃黄色~オレンジ色」をしており、芯の部分も黄みがかっています。
オレンジ白菜の味は「甘みがまろやか」なのが特徴です。
・ミニ白菜
ミニ白菜は名前のとおり「小型サイズの白菜」です。
通常の白菜は重さ2~3kgで収穫されますが、ミニ白菜は500~800gが収穫に適した時期です。
品種によっては500gよりも小さいものもあります。
ミニ白菜は栽培期間が短いため柔らかく、生で食べるとサクサクした食感を楽しめます。
また、煮ればとろとろになり甘みが増
育て方.時期
白菜は暑さに弱く、冷涼な気候を好む特徴があります。
家庭菜園では夏に種まきをして、初冬の時期に収穫する育て方が一般的です。
土作り
ハクサイの根は細いですが広く分布するので、耕土が深く、排水性、通気性、保水性にすぐれた土壌を用意します。
苗の植え付けまでに堆肥・石灰・元肥を入れて土作りを済ませておきます。
酸性土だと「根こぶ病」が発生しやすくなるので、土壌の酸度調整(pH)はしっかりと行いましょう。
白菜は、ph6.0~6.5の土壌が最適とされています。
植え付け(種まき)
種まきの時期は8月下旬から9月中旬です。
土に深さ1cm、直径3cmほどのくぼみを作り、6粒ほど種をまきます。
種が流れないように、軽く覆土してたっぷりと水をやります。
本葉2枚の頃に間引いて1本立ちにし、最終的に本葉4〜5枚の苗に仕上げます。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
ハクサイの間引きは、ポットまきは発芽して双葉が出そろったタイミングで行い、直まきでは葉が触れ合うタイミングで何回か間引きして、本葉が5~6枚になる頃までには間引きを終わらせておきます。
追肥
外葉が大きくならないと結球しないため、成長に応じた追肥が必要です。
2回目の追肥は葉が立ち上がり始めた頃に行います。
収穫時期
白菜は秋まきが一般的で、8月から9月に種をまいて、9月に植え付けを行います。
その後、11月から翌年2月に収穫時期を迎えます。
早生種は約60〜70日、晩生種は約90〜100日で収穫できます。