春の野菜・ごぼうの育て方

様々な調理法があって、おいしいのがゴボウです。

そんな春の野菜の一つであるごぼうの育て方・植え方を紹介します!

ごぼうとは?

ごぼうは日本料理でよく使われて、煮物や天ぷらなどによく利用されます。

また、薬用としても古くから用いられており、その特有の香りはポリフェノールによるものです。

ごぼうの種類は?

以下、ごぼうの主な種類です。

・ごぼう(長根種)

一般的に流通しているごぼうの多くが、この「長根種」になります。

ごぼうは大きく分けて長根種と短根種があり、長根種は長さが70cm~1m程度。一方、短根種は30~50cmくらいです。

大浦ごぼう

直径が10cmほどと太く、内側が空洞になっているのが大きな特徴です。

短根種に分類されていますが、長さは60cm~1m程度あり、大きくてずんぐりとした姿をしています。

育て方.時期

発芽地温は20℃~25℃です。

春まきの場合は3月~4月、秋まきの場合は9月~10月が適期となります。

土作り

ごぼうは地中深くまで根を伸ばすため、土を深く耕してください。

長根種は70〜90cm、短根種は30〜50cmの深さが必要です。

堆肥、石灰、元肥を入れて土作りを済ませておきます。

未熟な堆肥は又根の原因になるため、完熟したものを使用してください。

ごぼうは、ph5.5~6.5の土壌が最適とされています。

植え付け(種まき)

ごぼうの種まきは3月~6月にします。

ごぼうは移植を嫌うため、基本的に種を直接まいて栽培します。

種まきの際は、土に直径5cm、深さ1cm程度の穴を掘り、種を4粒~5粒ずつまいていきます。

好光性種子のため、土は軽くかぶせる程度にとどめましょう。

防虫対策

1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。

間引き

間引きは本葉が1枚の頃、良い株を2本残して間引きします。

また、本葉が3枚の頃に再度間引いて1本立ちにします。

追肥

ごぼうの間引きは、2回目の間引き後に行います。

化成肥料を1㎡当たり20~30g程度施し、表面の土と肥料を軽く混ぜて、株元に土を寄せます。

2回目以降は2週間に1回同様に施します。

本葉が5枚程度の頃、株元周辺に追肥を行います。

収穫時期

長根種は春まきでは150日前後、直径2cmほどまでに収穫します。

長期間収穫しないとすが入るので、適期に全部掘り取り、土をかぶせて保存します。

短根種は種まき後約75日、太さ1.5~1.7cm、長さ30~40cmを目安に収穫します。

いずれも根が細くても(直径1cmほどから)若ゴボウとして利用できます。