春の野菜・バジルの育て方
バジルは日光を好み寒さが苦手なことから、本来は多年草ですが、日本の園芸では一年草として扱われます。
バジルは日当たりがよければ室内でも庭でも簡単に育てることが可能です。
そんな春の野菜の一つであるバジルの育て方・植え方を紹介します!
バジルとは?
バジルは、シソ科の爽やかな香りのするハーブで、イタリア料理によく使われます。
胃腸の機能を促進する効果があるとされています。
バジルの種類は?
以下、バジルの主な種類です。
・スイートバジル
単に「バジル」というと、本種をさすほどポピュラーな種類です。
イタリアンをはじめとした欧米料理に利用され、甘みのあるさわやかな香りが特徴となっています。
寒さには弱い性質があることから、一年草として扱われますが、基本的には丈夫で育てやすいです。
・レモンバジル
別名「シトラスバジル」とも呼ばれる種類です。
葉っぱは小さく、噛むとスイートバジルに似た味わいがします。
その後、柑橘系の味わいが広がっていきます。
魚や鳥料理との相性がよく、タイではサラダやスープの薬味に利用されます。
育て方.時期
バジルは、4~6月に種まきや苗植えをします。
その間、水やりを欠かさず、たっぷりと肥料を与えて育てます。
種を収集しないときは花の蕾を摘み取ります。
10月頃まで収穫を楽しみます。
土作り
土壌は肥沃な土を好むため、まき場所は日当たり、水もち、水はけのよい場所に、堆肥などを十分に施しておきます。
バジルは、ph6.0~6.5の土壌が最適とされています。
植え付け(種まき)
バジルはタネからでも、簡単に育てることができます。
ただし、発芽温度が比較的高めの20度なので、必ず暖かくなってから蒔きましょう。
タネが小さいので園芸店で売られている育苗箱に種まき用の土で植えるのをオススメします。
その後本葉が出たら、9cmポットに培養土で植え替え、10センチほどに育ったら、庭や鉢に植えます。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
間引きは基本的に、バジルの葉っぱがだいぶ増えてきて、葉っぱ同士が重なり合うようになったら、内側の葉っぱにも日光が当たるように外側の葉っぱを収穫していけば大丈夫です。
追肥
バジルの追肥の期間は、9月中旬くらいまでが目安です。
畑の追肥は、植え付けてから2週間後に、株元に化成肥料30g/㎡をまきます。
その後は、株の様子を見ながら2週間に1回程度の割合で化成肥料や液体肥料を施します。
収穫時期
バジルの収穫時期は、6~10月頃です。バジルの収穫までの日数は、種まきから数えるとおよそ50〜60日、苗を植え付けてからだとおよそ30日程度が目安です。
暖かい時期だとぐんぐんと伸びていき、摘心や切り戻し剪定をすることで、秋ぐらいまで定期的に収穫ができます。
バジルは日本では一年草とされていますが、バジルは長期間収穫ができるハーブです。冬は室内にいれて冬越しさせておけば、通年を通して収穫ができます。