冬の野菜・さといもの育て方

ねっとり食感が特徴であるさといも。

ご飯などといっしょに焚き上げたりしておいしく食べられます。

そんな冬の野菜の一つであるさといもの育て方・植え方を紹介します!

さといもとは?

さといもの特徴といえば「ぬめり」です。

皮の状態でぬめりはありませんが、食べる部分はぬるぬるとして糸を引きます。

これは「ガラクタン」と「ムチン」という粘性成分です。

さといもの種類は?

以下、さといもの主な種類です。

・海老芋

形だけではなく、海老の背中のようなシマシマ模様があることからも「海老芋と呼ばれるようになりました。

京都府原産のさといもで「京いも」と呼ばれることもあり、京都の伝統料理おばんざいでもしばしば用いられる野菜です。

京都の伝統野菜として扱われており、その歴史は長く、1770年代に栽培が始まっていたと言われています。

食感はねっとりとしており舌触りが良く、煮崩れしにくいので煮物料理をはじめとする様々な料理に使うことができますが、京都ではやはり主に煮物料理にアレンジされています。

・八幡いも

八幡いもはねっとりとした非常に強い粘り気が特徴で、通常のさといもよりもモチモチとした食感のさといもです。

肉質は柔らかく、果肉は白くてきめ細かいので舌触りの良さも特徴の一つです。

一般流通は少なく、生産されているほとんどが山梨県で消費されています。

育て方.時期

サトイモの育て方 サトイモは4月~5月が植え付け適期です。

日当たりと水持ちの良い場所に芽出しをしてから深さ10~15cmで種イモを植えます。

土作り

さといもは、ph6.0〜6.5の土壌が最適とされています。

植え付け2週間前に1㎡に対して苦土石灰を100gまき、よく耕します。

植え付け1週間前に1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gを畑の全面にまいてよく耕します。

植え付け(種まき)

里芋の種芋の植え付けは、4月中旬~5月中旬頃が適期です。

種芋は、大きい順に植え付けてください。

1個の種芋から、20個ほど収穫できるようになります。

防虫対策

1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。

間引き

一度に間引いて1本立ちにすると、その後の障害で欠株になることがあるので、通常2~3回に分けて行います。

間引きは土の湿っているときが良く、終わったら土寄せして下部を固定させます。

追肥

最初の追肥と土寄せの時期は6月中旬あたりになります。

マルチを外して通路や畝の肩の土を削ってサトイモの根元に土を被せます。

2回目の土寄せと追肥のタイミングは8月中旬です。今度は前回の約半分、6センチほど土寄せすれば十分です。

2回目の土寄せは、タイミングが遅くなりすぎると、逆に生育が悪くなることがありますので注意してください。

収穫時期

さといもの収穫時期は、9月中旬から11月頃になります。

中間地であれば、10月中旬ごろから11月下旬ごろ、暖地は9月下旬ごろから11月下旬ごろ、寒地は11月上旬ごろから12月上旬ごろです。

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