秋の野菜・さつまいもの育て方
さつまいもの旬は秋のイメージがありますが、最もおいしく食べられるのは秋~冬にかけてです。
そんな秋の野菜の一つであるさつまいもの育て方・植え方を紹介します!
さつまいもとは?
ヒルガオ科の蔓性の多年草です。
地をはう茎の節から根が伸び、地中に大きい塊根を作ります。
石焼きイモでおなじみの、おイモです。
さつまいもの種類は?
以下、さつまいもの主な種類です。
・紅はるか
甘みと見た目のよさを追求して作られた品種で、ほかのさつまいもより「はるかに甘い」というのが名前の由来です。
焼き芋にするとそのままでスイートポテトのようなしっとりした甘みが楽しめるほか、干しいもなどの加工品にもぴったりです。
・ひめあやか
平均して200gと小さめの食べきりサイズが特徴です。
小ぶりないもはスジっぽくなりやすいのですが、「ひめあやか」は口当たりがなめらかになります。
ちょっとだけ食べたい人、食べ過ぎが気になる人には、ぜひ試してほしい品種です。
焼き芋やふかしいもにすると、しっとりとした甘みが堪能できます。
育て方.時期
さつまいもを植える時期は5月〜6月が目安になります。
まず、水はけの良い土壌を選びます。
野菜用の培養土がおすすめです。
畑作なら畝立てをしてマルチを被せます。
土作り
サツマイモは、酸性土壌に強い野菜であり、ph5.5〜6.5の土壌が最適とされています。
数値が7に近くなるとイモの味や色が悪くなり品質が劣化します。
また、比較的やせた土でも排水の良いところを好むので、粘土割合が12.5%未満の「砂壌土」を選んで栽培しましょう。
植え付け(種まき)
さつまいもの種まきは5月中旬~6月中旬に行います。
切り口に近い2~3節から根がもっとも塊根(イモ)をつけやすいので、必ず2~3節は土中に埋め込みます。
節を埋め込まないと吸収根ばかりとなりイモができません。
各節の葉は葉身を必ず外に出すように植えるようにしましょう。
防虫対策
1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。
間引き
さつまいもは、一般的に間引きを行わない作物です。
間引きをすると、塊根の数が減って収量が低下する可能性があります。
追肥
サツマイモは元肥だけでも十分育つので、基本的には追肥の必要はありません。
生育が悪いと感じたときのみ与えましょう。
収穫時期
サツマイモの収穫時期は、9〜12月頃です。
植え付けから収穫までは約110〜150日が目安です