夏の野菜ナスの育て方・植え方

ナスは日本の夏に育てやすい野菜です。

夏の野菜の一つであるナスの育て方・植え方を紹介します!

ナスとは?

ナスはナス科ナス属に分類され、インドが原産の単色野菜です。

温暖な気候を好むため原産国では多年草ですが、温帯地域の日本では一年草として扱われています。 

ナスの種類は?

主なナスの種類は以下の通りです。

・中長なす

長さが12~15cmほどの長卵形なすで、一般的に「千両なす」と呼ばれる品種です

ハウス栽培ものが多いため、ほぼ一年中出荷されていて、ほどよいやわらかさと扱いやすい大きさで人気があります。

調理法を選ばず、幅広い料理に利用されています。


丸なす

文字どおり丸い形をしたなすの総称です。

まん丸や少し扁平のものまでいろんな形があり、大きさもひとくちサイズから直径10cmほどのものまでさまざまあります。

育て方.時期

ナスは暖かい地域が原産の野菜なので、霜が降りなくなる5月に植え付けをします。 

土作り

え付けの2週間前までに苦土石灰をまいてよく耕します。

また、ナスは水と養分を好むので、高畝を作って完熟堆肥や化成肥料を施します。

pH6.0~6.5が最適値です。

植え付け(種まき)

ナスは高温多湿を好む野菜で、種まきから収穫まで約120日かかります。

種まきの適期は2月から3月で、気温が22℃ほどの温度が必要です。

本葉が7~8枚になり、一番花が咲き始めたら定期時期です。

防虫対策

 飛来した成虫がナスに卵を産みつけるのを阻止するために、早い段階で防虫ネットをかけます。

目の細かいものほど多くの害虫に効果的です。

0.4mm以下のものであれば、コナジラミやアザミウマも防げます。

隙間なくしっかり覆って、害虫を寄せ付けないようにしましょう。

間引き

発芽したら本葉2~4枚の頃に1本に間引き、本葉5~6枚の頃に植え付けます。

追肥

定植から1ヶ月位、1番果の収穫時期に、速効性の化成肥料を10㎡当たりチッソ成分量で30g施します。

収穫時期

ナスの収穫時期は、開花してから20日~25日で、6月~9月に収穫できます。