夏の野菜ピーマンの育て方・植え方

ピーマンはカロテン、ビタミンCを多く含んで栄養価が高く、ゆでたり、炒めたり、細かくきざんでサラダにしたり、和・洋・中華と応用範囲の広い野菜です。

夏の野菜の一つであるピーマンの育て方・植え方を紹介します!

ピーマンとは?

ピーマンそのものはトウガラシの品種の一つであり、果実は肉厚でカプサイシンを含みません。

流通している最も一般的な種類は、果実が30 – 40 gぐらいの中型で、緑色をしているものであります。

ピーマンの種類は?

主なピーマンの種類は以下の通りです。

緑ピーマン

「緑ピーマン」は、ピーマンの花が開いてから、約3週間後に収穫されます。

このタイミングで収穫をすると、ピーマンの実はまだ熟しきっていません。


・赤ピーマン

緑色のピーマンを完熟させることでできる「赤ピーマン」。

緑ピーマンに比べると苦味や青臭さが少ないため、ピーマン嫌いの人でも食べやすいことが特徴です。

また、緑ピーマンよりもビタミン類を多く含んでいます。

育て方.時期

ピーマンの苗を植える時期は、5〜6月上旬です。

ピーマンは温度が高くないと育たないので、気温が安定したゴールデンウィーク頃に植え付けるのがオススメです。

土作り

元肥の目安として10平方メートルあたり窒素200~250g、リン酸250~300g、カリ200~250g位です。

窒素肥料が多過ぎると硝酸過剰になり、さまざまな生育不良の原因になるので栽培前の適切な土壌診断を行い、適切な量の肥料を施しましょう。

pH6.0~6.5が最適値です。

植え付け(種まき)

ピーマンの種まきは、3~5月上旬頃が適期です。

本葉が7~10枚になれば植え付け苗の完成です。

防虫対策

 1番簡単な虫の予防対策は 種を播いた時に防虫ネットをかけることです。

間引き

緑が濃く節の詰まった元気の良い苗を1本だけ残して、他の苗はすべて間引いて1本立ちにします。

追肥

ピーマンの追肥は、苗を植え付けてから約1か月後から施します。

畑栽培の場合、6月上旬から9月中旬の期間に追肥を行います。

追肥には即効性の固形肥料か液体肥料を使います。

収穫時期

ピーマンは夏が旬の野菜なので、6月から9月まで収穫できます。

暖かい地方では6月上旬から、寒冷地では7月から収穫がはじまります。