夏の野菜シソ・の育て方・植え方

夏から秋にかけて栽培しやすいシソ。

夏の野菜の一つであるシソの育て方・植え方を紹介します!

シソとは?

野菜苗ではなくても、種からでも作りやすいので、初めての方でも気軽にはじめることができる野菜です。

また、シソは丈夫で育てやすい野菜であるため、株を抜かずにそのままにしておくと、次の年も自生していきます。

シソの種類は?

主なシソの種類は以下の通りです。

・チリメンジソ

葉は対生し、広卵形で長さ8~12cm、幅5~8cm。暗赤褐色で、先は尖り、縁には鋸歯がある。長い葉柄があります。

花は枝先に総状花序となって多数つき、淡紅紫色で唇形、長さ約5mm。萼には長い軟毛があります。


青ジソ

緑色の葉で、別名「大葉」とも呼ばれます。

青じそはシソの一種です。

シソはシソ科シソ属の植物で、強い芳香を特徴としています。

シソは非常に品種が多い植物ですが、この中で食用とされている物は、葉の色によって2種類に分かれます。

梅干しや柴漬けを漬ける際の色付けなどに使用される赤い葉が「赤じそ」、そして主に薬味に使用される緑色の葉が「青じそ」です。

育て方.時期

種まきは、5月以降が適期です。

ただ、しそは環境があうと、ほとんど世話をしなくても育ちます。

一年草ですが種が落ちて発芽し、新たに種をまかなくても翌年庭で茂っていることもあります。

土作り

シソは連作障害を起こすため、同じ場所で栽培する場合は1~2年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。

シソの好適土壌pHは、6.0~6.5です。

植え付け(種まき)

シソを種から育てる場合、気温が安定してきた4月下旬から6月中旬までに種まきをします。

シソの種は水分を吸収しにくい性質を持つため、発芽を促すためにも、種まきの前に水に浸しておきましょう。

また、シソの種子は「好光性」といって、発芽に光を必要とします。

種まきのあとは、薄く土を被せるくらいで大丈夫です。 

防虫対策

一般的な防虫ネットをかけたり、歯ブラシで直接落とすといったことや、水やりの際に、テープで取り除いたりと、特殊なことはせずに、他の野菜のように防虫対策します。

間引き

双葉が開いた頃に、3〜4センチ間隔に間引きます。

このときに間引いた物を「芽ジソ」として食べることができます。

追肥

シソの追肥は、植え付けから約2~3週間後に施し、その後は様子を見ながら1か月に1~2回施します。

収穫時期

5月の上旬に植えたシソ(大葉)が収穫できるようになるのは、年の気象にもよりますが、早くても6月後半あたりからです。

それまでは苗を育てる期間です。

植え付けたばかりのシソ(大葉)を摘み取ってしまうと、生育が鈍り、株の見た目も不格好になります。

本格的にたくさん収穫できるのは、夏野菜の収穫が始まる時期と一緒で7月に入ってから。通常の葉の収穫は、本葉が10枚以上になったあたりから下の葉から順次収穫します。