春の野菜・チンゲンサイの育て方・植え方
チンゲンサイはシャキシャキとした食感と癖の少ない味にあり、また、熱を加えるとほのかな甘味も生まれます!
春の野菜の一つであるチンゲンサイの育て方・植え方を紹介します!
チンゲンサイとは?
アブラナ科アブラナ属の青菜系の野菜で、中華料理の代表的な野菜の一つです。
株元の葉柄がぷっくりと膨らみ、茹でてもシャキシャキとした食感が残るのが特徴です。
肉厚のチンゲンサイを育てるには、適度な間引きで株間をとることが大切です。
チンゲンサイの種類は?
主なチンゲンサイ種類の種類は以下の通りです。
・チンゲン菜
チンゲン菜は体長20~25㎝程度の中国野菜です。
葉は濃い緑色で柔らかく、丸みを帯びた肉厚の軸が特徴で、シャキシャキした食感が味わえます。
・ミニチンゲン菜
ミニチンゲン菜の味や外見はチンゲン菜と変わりないのですが、体長が10~15cmと半分程度まで小さくなります。
チンゲン菜よりも葉も軸の部分も柔らかめで、切らずにそのまま料理に使えます。
育て方.時期
チンゲン菜は春から秋にかけて栽培できる野菜です。
チンゲン菜はアブラナ科の野菜なので、アオムシやアブラムシなどの害虫に注意が必要です。
土作り
土は腐葉土と赤玉土を3:7程度の割合で混ぜた一般的な土にバーミキュライトを1割くらい混ぜて作ります。
古い土を再利用する場合は苦土石灰も一緒にすき込み、2週間くらいたってから種まきをすると良いでしょう。
土壌酸度(pH)の目安は5.5〜6.5です。。
植え付け(種まき)
種まき時期は春まきは3月~5月、秋まきは8月~10月です。
収穫は種まきから約1.5ヶ月です。
防虫対策
防虫ネットをかける。
これは一番簡単で確実な方法ですが、種まき後すぐにかけて、できるだけ開けないようにします。
農薬を散布する。
化学農薬や生物農薬(BT剤など)を定期的にかけて、害虫を駆除します。
ただし、農薬の使用には知識や注意が必要です。
間引き
種まき後だいたい2〜3日で芽が出てきます。
間引きは本葉1〜2枚で株間3〜4センチ、本葉3〜4枚頃に6~8センチ、本葉5〜6枚で15センチ程度にします。
ミニチンゲンサイの場合は最終間引きは株間10センチ程度です。
追肥
チンゲン菜の畑栽培の追肥は、2回目の間引き後に行います。
本葉3~4枚のときに株間6~8cm間隔に間引きし、その後条間に化成肥料30g/㎡を施し、表面の土と軽く混ぜて根元に土寄せします。
追肥は株の様子を見ながら行います。
収穫時期
チンゲン菜は春まきであれば、4~5月に種をまいて、5~7月に収穫時期を迎えます。
秋まきであれば、9~10月に種をまいて、10~12月に収穫時期を迎えます。
チンゲン菜の品種にりますが、種まきから収穫までの日数は、夏まきで40~45日、春・秋まきで50日ぐらいです。