春の野菜・アスパラガスの育て方・植え方
育てるとなるとちょっと難しいアスパラガス!
春の野菜の一つであるアスパラガスの育て方・植え方を紹介します!
アスパラガスとは?
アスパラガスは、毎年春〜夏にかけて出てくる若芽を食べる野菜です。
種をまいてすぐ収穫できる野菜ではなく、種をまいて3年後に収穫できる野菜です。
収穫まで時間が掛かるため、早く収穫を楽しみたい場合は大苗をお店で購入するのがオススメです。
アスパラガスの種類は?
主なアスパラガスの種類の種類は以下の通りです。
・ホワイトアスパラガス
ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスと比べるとやや太く、皮はかためです。
三角形のはかまや穂は目立たず、穂先は丸みを帯びています。
味わいは、かすかにほろ苦さがあり、特有の甘味を凝縮したような風味があります。
春から初夏が収穫期で、この季節限定の旬の味です。
・ミニアスパラガス
「ミニアスパラガス」はグリーンアスパラガスを小さいうちに早採りしたものです。
長さは10cmほどと短く、直径も細めです。
普通のアスパラガスをミニチュアにしたような外観です。
育て方.時期
アスパラガスは、3月〜4月頃に種まきして苗を作り、2年目に植え付け、3年目の春から収穫開始します。
毎年冬には枯れた茎葉を刈り取ります。
また、大苗(すでに数年間栽培された根株)を植え付けて栽培する時は、苗が店頭にて販売される晩秋または早春に植え付け、初年度から収穫することができます。
土作り
畑に1平方m当たり苦土石灰200gをまき、よく耕しておきます。
次に、畝幅120cm、深さ30cm、幅30cm程度の溝を掘り、この溝1m当たり堆肥2kgと化成肥料(N:P:K=10:10:10%)100gを与えます。
植え付け(種まき)
ポット苗は、植え付けた苗が周囲土と同じ高さになるか、少し低くなるよう植え付けます。
株間を50cm程度開け、根鉢を崩さないよう植え付けたら土はかぶせずたっぷり水やりをします。
防虫対策
害虫には、「ダントツ水溶剤」がジュウシホシクビナガハムシとネギアサミウマのほか、カメムシ類やアブラムシ類に有効です。
「コテツフロアブル」もジュウシホシクビナガハムシとハスモンヨトウ、ヨトウムシに有効であり、同時防除が可能です。
間引き
古い細いアスパラガスをハサミでカットします。
一株あたりのアスパラガスの本数が10本をこえるようなら、10本以内に収まる本数まで間引いていきます。
追肥
1年に3回施します。
1回目は、収穫後の6月頃に1株あたり10g、2回目は8~9月頃に1株あたり10g、3回目は2~3月頃に1株あたり5gを施します。
肥料は、株元から30cmほど離れたところに施します。
収穫時期
アスパラガスの収穫時期は、4月下旬から6月頃です。
アスパラガスは、種をまいてから3年目の春頃に収穫できるようになります。
草丈が20~25㎝ほどの大きさで、茎が太く、穂先がかたく締まっているものを選んで切り取ります。
収穫後は早めに食べるか、ラップで包んで冷蔵庫で立てて保存してください。