秋の野菜・大根の育て方・植え方

大根は家庭菜園でプランターでも育てることができます。

冬の野菜の一つである大根の育て方・植え方を紹介します!

大根とは?

収穫して間もない新鮮なうちが最も食べ頃です。

通常、大根の日持ちは1週間から10日程度で、カットするとさらに短い間しか美味しさをキープできなくなります。

播種(種まき)から収穫までの日数は、約60日〜100日となります。

植え替えはできないので、畑に直播きして間引きます。

大根の種類は?

主な大根の種類は以下の通りです。

・青首大根

八百屋やスーパーマーケットに並んでいる大根は、ほぼ「青首大根」です。

青首大根は、3分の2が土の中で育つので真っ白、あとの葉に近い部分の3分の1が、大根の首にあたる場所、日光に当たり緑色になっているのが特徴で、名前の由来でもあります。

青首大根の大きさは、大根の中でも大きい部類に入ります。


・高原大根

純白の野菜、そのまま食べれば生のサクサクした歯ごたえ、 おろした時の辛さ、他の素材と炊き合わせた時の旨み、と全く違う3つの顔が楽しめます。

しっかりと太い、ずっしりと重いものが新鮮です。

育て方.時期

大根は、春・秋まきが可能です。

最も基本的な作型は、冷涼な気候を利用した秋冬採り栽培です。

ダイコンは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。

日当たりが悪いと、根が十分に育たず、不作に繋がるので注意しましょう。

大根の植え付け時期は、春は4月前後になります。

秋は9月です。

土作り

耕すことと、堆肥・苦土石灰・化成肥料を加えてよく混ぜることです

植え付け2週間前に1㎡に対して苦土石灰を100gま木、深さ50〜60cmまで深く耕します。

1週間前は畑に黒土を3〜4割混ぜ、1㎡に対して化成肥料100gを全面にまいてよく耕します。

植え付け直前に幅70cm〜80cmの畝をつくります。

植え付け(種まき)

大根の種まきの時期は大きく分けて春と秋があります。

初心者は8月下旬~9月下旬の秋まきが失敗しにくいのでおすすめです。

大根の種は畑に直播きします。

株間30cmで1ヶ所に4〜5粒を点まきにします。

軽く土をかぶせたら、鎮圧して種と土を密着させ、たっぷりと水をやります。

防虫対策

ダイコンは砂質土壌を好むので、水はけのいい畝で育てるようにします。

萎黄病の原因となるフザリウム菌は連作すると出やすくなるので、輪作や混植、間作を取り入れて菌の密度を減らします。

間引き

ダイコンは収穫までに3回ほど間引きを行います。

1回目の間引きは発芽して子葉が開き切ったら行います。

子葉の左右の大きさが違うものや、歪なハート型になっている苗を間引きし、3本ほど残します。

2回目の間引きは本葉が2〜3枚伸びた頃に行います。

地表の軸が黒いものや、異常に太いものは、のちに地中で大根が股割れする可能性が高いので間引きします。

このときは、2株残して間引きします。

3回目の間引きは本葉が5〜6枚伸びた頃に行います。

葉に虫食いや病斑があるものや、生育が遅れているものを間引きして、1株だけ残します。

追肥

大根の追肥は『化成肥料』を使用します。

※追肥とは植物を育てている途中に与える肥料のことをいいます。

収穫時期

大根の収穫の目安として大根は3月~6月に春まきをおこなうと6月~7月に収穫時期を迎えます。

また、8月~10月の秋まきをおこなった場合は、10~12月に収穫時期を迎えます。

本格的に大根の塊根が大きくなるのは、夏大根は6~7月、秋大根は10~12月ですので、大根がしっかりと大きくなってから収穫します。