秋の野菜ホウレンソウの育て方・植え方

秋の野菜の一つであるホウレンソウの育て方・植え方を紹介します!

ホウレンソウとは?

ホウレンソウは11〜1月の冬が最もおいしい旬の時期になります。

ほうれん草は、日当たりが良く風通しの良い場所を好んでいます。

生育適温は15〜20℃です。

低温に強い植物であり寒い環境にも耐えますが、25℃以上だと育ちにくくなるので気をつけましょう。

ほうれん草の種類は?

主なほうれん草の種類は以下の通りです。

・ちぢみほうれん草

「ちぢみほうれん草」は、冬の時期に露地栽培する方法を指しますが、この栽培によって育ったほうれん草も、ちぢみほうれん草と呼ばれることが多いです。

地面に対して張り付くように葉っぱを広げ、最終的に葉っぱが縮れるように育つのが名前の由来です。

普通のほうれん草と比べて葉が厚く、甘く育ちます。


・サラダホウレンソウ

「サラダホウレンソウ」は、名前の通りサラダに適したほうれん草です。アクが少ないので、茹でずに美味しく食べられます。


・赤茎ほうれん草

「赤茎ほうれん草」は、葉っぱの柄が赤紫色になっているのが特徴です。サラダホウレンソウと同じくアクが少なく、生で食べても美味しいです。

育て方.時期

ホウレンソウは移植を嫌う直根タイプなので、種は畑に直播きします。

プランター栽培には向きません。

ほうれん草の植え付け時期は、春は2月下旬から4月下旬にかけて。秋は9月中旬から11月にかけてです。

土作り

植え付け2週間前

1m2の畝に対し、たい肥2kg、化成肥料100g・苦土石灰150gで、酸性土壌に弱いので、石灰を多めにまいてよく耕します。

2週間待てず、すぐに植えても育ちますが、発芽率は悪くなります。

植え付け(種まき)

ホウレンソウの種まき適期は、関東などの中間地では、春まき栽培は3月中旬~4月中旬、秋まき栽培は9月上旬~10月下旬が目安です。

ほうれん草は種からまきます。

条間15cmでまき溝をつけ、2〜3cm間隔で条播きにします。

条播きとは、農業で、畑地に一定の間隔で平行したうねを作り、これに種子をまくことをいいます。

軽く覆土をして鎮圧し、たっぷりと水をやります。

防虫対策

防虫対策として、植え付けと同時に防虫ネットをしてあげましょう。

ほとんどの虫を対策できます。葉が大きくなるにつれ、虫食いが見られた場合は防虫ネットを攻略されてしまっているため、防虫剤を少しまいてあげてください。できるだけ防虫ネットで対策し、防虫剤の使用頻度を減らすことをお勧めします。

間引き

本葉1〜2枚の頃、指2本間隔になるように1回目の間引きを行いますが、ほうれん草は間引きもしづらいので、しなくても構いません。

間引いたあとは、株がふらついて倒れやすくなるので、株元に軽く土寄せをしておきましょう。

追肥

本葉3〜4枚の頃、指3本間隔になるように2回目の間引き。この際、条間に追肥を施します。

※追肥とは植物を育てている途中に与える肥料のことをいいます。

収穫時期

草丈が25〜30cmになれば収穫時期です。だいたい植え付けから2か月程度で収穫できます。

根がしっかり張っているので、引き抜かずにハサミで切って収穫します。